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タイトル ハゲタカ 9月
作品種類 NHK土曜ドラマ(DVD)
あらすじ 1998年。NYの敏腕ファンド・マネージャーとして鳴らした鷲津政彦(大森南朋)が5年振りに帰国する。目的は一つ、日本を買い叩くこと。手始めに、かつて勤めた三葉銀行相手にバルクセールを仕掛ける。バルクセールとは銀行の抱える何百もの不良債権をまとめ買いするビシネス。銀行側の担当者で鷲津の元上司・芝野(柴田恭兵)は、三葉の重鎮役員・飯島(中尾彬)を抱きこみ、ただ同然の価格で債権を買い叩く鷲津のやり方に反発する。
老舗旅館「西乃屋」の債権を手に入れた鷲津は、旅館を経営する西野昭吾(宇崎竜童)の懇願も受け入れず、高値で売り飛ばす。バブル時代の銀行による過剰融資を受け、ゴルフ場などの事業を拡大するが、バブル崩壊後、莫大な負債を背負った父親の経営手腕を息子の治(松田龍平)は激しく責め立てる。そして、昭吾は、金策尽き果て失意のうちに死んでしまう。父親、旅館の両方を一度に失った治。その一部始終を見届けた東洋テレビの経済記者、三島由香(栗山千明)。三葉銀行時代の鷲津の貸し渋りにより、小さな工場を経営していた父親が自殺に追い込まれた過去を持つ由香は、執拗に鷲津を取材しようとする。日本経済に大ナタをふるうハゲタカの冷酷さに、芝野、由香、治の3人のドラマが動き始める。
感想 これは第1回のあらすじです。原作者は真山仁「ハゲタカ」「バイアウト」です。
私の好きな柴田恭兵さんが、肺がんの手術をしたあと出演しました。おもしろかったです。全6回飽きずに見ました。小説も買ってあるので読みたいです。恭兵さんは責められてばかりの役で少しかわいそうでした。大空電機の株主総会で、会長(菅原文太)の手紙を読み、会長の意思を貫かせてくれと演説する場面があるのですが、肺がんの手術をしたとは思えないほど、大きなきっぱりした声が出ていました。恭兵さんは何があっても俳優だと思いました。
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